
ブレンボ 4POT キャスティングキャリパー
(40mmピッチ)

読者諸賢もご存じであろうブレンボ 4POT キャスティングキャリパーである。
昨今は随分と廉価になってきたものである。
メーカー希望販売価格 ¥25,000 (¥26,250税込)
「本当はキャスティング(鋳造)ではなくてレーシング(削り出し)が欲しかったやわいね・・・」
片側¥78,750・・・
そう呟く104氏のお小遣いでは到底レーシングは買えそうもない。
ブレンボに限らず40mmピッチのキャリパーをR1−Zに装着するにはサポートブラケットが必要となる。
ブレンボはニッシンなどとはネジピッチが異なるためバンジョーボルトも交換となる。
ブレンボのキャスティングキャリパとレーシングキャリパにはパッドの互換性があるらしい。
キャスティングキャリパーは単体重量約690グラムと軽くはない!
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さて、前置きはここらへんで切り上げてインプレをしよう。
「これを装着することによって全く制動力は上がらんやわいね!」
初めにこれを明言しておかなければなるまいと104氏が言う。
制動力の増加を得たいのであればこの製品はR1−Zにとっては全く効果を上げない。
「この製品はパッドがローターを離す時のフィーリングがいいのだよ諸君」
コイツを装着した104号に乗り早朝の静まり返る峠でブレーキングをすると 『ジィー』 と音がする。
大きな音ではないし、異音と捉えるヤバい音でもない。
神経を集中していないと聞こえないような幽かな音であるのだけれどこれが走りのリズムに結構小気味イイ。
(決して104氏の取り付けが下手だというわけではないと思われる・・・)
この小気味のイイ音がすることで実にブレーキングリリースリズムをとり易い。
(これは104氏だけに効く効果であろうと筆者は推測する 笑)
制動力が上がらない代わりにブレーキングリリースのコントロールは純正デフォルトキャリパーの比ではない。
余程の鈍感人でなければすぐに体感できる類の判り易い効果だと思う。
ピストンが軽いのかな?
R1−Zのデフォルトの純正キャリパーとパッドは車体が軽いことも幸いして効きは十分なものである。
しかし、コーナーの曲率に合わせてブレーキを任意のスピードでリリースする時や、
進入で突っ込み過ぎてスピードを殺し切れなかった場合の手心加えたブレーキリリースなど、
コイツを装着すると一次旋回の切っ掛けをデフォルト純正キャリパよりは細やかに行うことが出来る。
SS900などのドカに純正デフォルト品として装着されているだけのことはある・・・と思う。
キャスティングキャリパーならちゃんとダストシールも付いているのでメンテに神経質になる必要もない。
OHキットも出ている。
「でもこれだけ価格が安くなっているからヘタったら新品交換がお勧めやわいね」
「外したコイツは某オークションで売って新品の購入費用の足しにするやわいよ」
コイツを中古で入手することはお勧めしない。
なぜなら長年使用しているとキャリパーが開いてくるのだ。
「開いたものは素人のOHでは直せない・・・プロに頼んで直すくらいなら新品が買えるんやわいよ」
大絶賛するほどの品でもないとは思うが、この価格にしてこの扱い易さなら合格点だと思う。
「ブレンボさん!レーシングキャリパーが欲しいやわいね!」
ま、ブレンボにスポンサードされることなど104氏には一生ないことであろうが・・・
このキャスティングキャリパーを装着していると・・・メリットがもう一つある、
いつかレーシングキャリパーを手に入れた時ボルトオンで装着できるのだ(サポートもバンジョーも共通なので)
「いつかライテクが満足できるレベルに上手くなったらレーシングへ!」
そう願をかけてこのキャリパーを導入するのも決して悪くない・・・と思う。
レーシングを装着して周囲から盆栽パーツと言われるかどうかは・・・乗り手の腕次第か(苦笑)