
RCエンジニアリング テーパーローラーベアリング

読者諸賢はご存じのことだろうと思われるのだがR1−Zのステムベアリングにはボールベアリングが使われている。
それもボールがバラバラになってしまうタイプのベアリングが使われているのである。
そして、104氏はこのボールベアリングのフィーリングが嫌いではない。
「動き始めが軽いし、動き出してからも大変素直にセルフステアが当たるやわいね!気持ちヨシ!」
ではなぜ104氏は気に入ったフィーリングを変えてまでテーパーローラ―ベアリングへの交換を踏み切ったのであろうか?
ハンドリングに定評のあるヤマハ車である。
R1−Zもその美点を存分に持ち合わせた車種であると思う。
軽い(軽すぎる?!)ハンドリングで街道から峠まで本当に気持ちよく走れることは事実である。
104氏はよく峠を走りに行く。
104氏のライディングが下手っぴであることは読者諸賢既にご存知であろう。
ワインディングでブレーキングしながら減速帯をデコデコしてみたり、
立ち上がり加速中に思いっきり排水溝の段差を乗り越えてみたり、
たまに勢いあまって転倒してみたり・・・しちゃうのである。
車体に優しいライディングというのがなかなか出来ない未熟者である。
そんな環境の中でデフォルトのボールベアリングにはすぐにガタが出るのである。
「ガタが出るまではフィーリングよしのベアリングもガタ出た途端に気持ち悪しやわいね!」
だからガタが出難い耐久性を求めてテーパーローラーベアリング換装に踏み切ったのである。
「失ったモノも勿論あるやわいね・・・軽いフィーリングとか・・・」
このベアリングに交換することで剛性感と耐久性は確かに上がる。
引き換えに調整の完璧なボールベアリング時に得られるスキッと爽快なハンドリングは少々曇る。
ま、これは好き嫌いの範囲内かも知れないが・・・104氏はボールベアリングのフィールの方が好きである。
「テーパーローラ―ベアリングに交換したことに後悔はないやわいよ!」
得るモノと失うモノを秤にかけて104氏はそう思っている。
ただし、1点だけどうしても気に食わない部分がある・・・。
「ベアリングレースを交換する際にレースが全く抜けんやわいね!」
専門工具を持たぬ素人作業では、R1−ZへRCエンジニアリングのテーパーローラ―ベアリングセットを使用した場合
ベアリングレースを交換したくても引っ掛ける部位がなくこれを抜くのに大変難儀するのである。
「フレーム側レースセット部分にリューターで切り欠きを作ることをお勧めするやわいね」
104氏はそう言うのであるが104号はこの処理を行われていない。
「だってフレームを削りたくないんですもの!」
商品カタログには
『このベアリングは半永久的に使用できます』
と謳われているのであるがそんなのは真っ赤なウソであろう。
「これを使用する読者諸賢は必ずレースの打ち抜きに難儀するであろう!嫌ならば件のフレーム部位を削りまっし」
そう言いながらもレース交換の場合、104氏は大人しくバイク屋さんに持っていくのである。
「工賃が18000円とはこれ如何に?!」
ベアリング交換をショップで行うとこれくらいかかるのである。
でも自分で交換してみた感じからすると高くはないと思う次第である(安くはないけれど・・・)。
「荒れた路面のワインディングをガンガンに攻めるならかなりお勧めな商品やわいよ」
節操なく感じられるR1−Zのハンドリングも少ししっとり落ち着く方向になるのである。
「この感じが好きだとか嫌いだとかは個人の感じ方次第やわいね」
この耐久性でこのフィールなら十二分に買う価値有りではないか?と筆者は思う。
おしまい。