
GPZ900R (A13)
GPZ900R@104号 Mk2 へ進化する
2014.11.30

―――アテンション トゥ ディティール!―――
――― attention to detail!!―――
104氏が声高に叫んでいるのが聞こえる。
GPZ900R@104号が、しゃぼん玉より退院したことを喜んでいるのは一目瞭然であるが、少々鬱陶しいのである。
なぜ、104氏は斯様に叫ぶのか・・・?
それは、この【attention to detail】が今後、GPZ900R@104号のカスタムコンセプトとなるからである。
うむ、【attention to detail】・・・
かっこよく和訳すると・・・【神は細部に宿る】となる。
――― 最新モデルのマシン購入も視野に入れた上で、存分に比較し、考えてGPZ900Rを選んだんよ。
所有することの悦びと、旅と走りを楽しむ心を湧き立たせる愛機相棒であって欲しいやわいね ―――
そういう思い入れでカスタムオーダーし、無事帰還したGPZ900R@104号である。

Mk2・・・そうは言うものの・・・・・・
大枚を注ぎ込んだのであるが・・・パッと見、どこも変わっていない姿である(笑)

退院後、乗り回す機会もなく、ガレージに留置されっ放し故に埃がついているのである・・・(悲)
外観上、金色のタンクがテールカウル脇に見えるので、一番よく判るのはオーリンズのリヤサス装着かも知れない。
――― 巷のGPZ900Rって、その殆どがリヤ17インチ仕様で、タイヤ外径が小さくなる分、なんらかのケツ上げ処置がされているんよね。
それは、それで、かっこいいんやけれど、リンクの車高調入れてリンク比変えるような仕様は自分が乗るマシンとしては好きじゃないんよ。
(観察する分には大好き!)
17インチ化するなら相応に手を入れたくなってしまう俺がいて・・・・・・・・・だから俺は、当面18インチ仕様で走ってみたいんよ。
始めはすぐに、17インチにするつもりやったんやけどね・・・フルノーマル、18インチで乗ってみて、この乗り味がすごく気に入ってしまったんよ ―――
斯くいう理由の為、GPZ900R@104号 Mk2に装着されるオーリンズは18インチ仕様の【KA914】である。
フロントは、ハイパープロのスプリングを導入し、インナーチューブを新品に交換した。
――― オーリンズの前脚 【ExM パッケージ】を奢ることも考えたんやけど・・・、奢るとすれば・・・
17インチ化する時があるとして、その時に後脚(スイングアーム)と共に導入やね、たぶんそんな日は来ないだろうけれど ―――
ニンジャはアクスルシャフトの太さに始まり、ピボット位置、オフセット量、ネック角など、
17インチ化する際にちゃんと楽しく走れる仕様にするにはかなりの手間と時間が掛かると思うのである。
悪く言えば、中途半端な仕様ではまともに走らない為、ある一定量以上のボリューム単位毎でカスタムしていかねばならず、
非常にお金が掛かる車種である。
良く言えば、カスタムに対する許容量が非常に大きい為、各種仕様毎に意図的な思惑を載せたマシンにできるから、
乗り換えることなく長く1台と付き合っていける車種である。
GPZ900R@104号 購入の際、ほぼ同額で購入することも出来た【隼】や【ZX14R】、【R1】、【GSX‐R】、【CBR】・・・
それらを振り切らせたのは、先に挙げた『よく言えば・・・』の部分である。
だから、【 カタナ1100 】と非常に迷った経緯がある(苦笑)
【ニンジャ】と【カタナ】の美点って同じだと思う。
仕様変更の甲斐がある・・・・・だから、今回みたいにMk2(マーク2)って順番に数えられる感じにしたのである。
( ・・・アイアンマンに影響されたのはここだけのハナシ・・・・・・・・【笑】 )
アイアンマンって、【1】と【2】の評価が高いけれど、筆者と104氏は【3】が一番好きなのである。
うむ、話が逸れた・・・修正しよう、そうしよう。

今回のカスタム一番のポイントは、やはり【アテンション トゥ ディティール】コンセプト。
――― 全国から探して、探して、千葉で出会ったコイツ、各部の状態も不満のない満足いく状態だったんよ。
ただ、2000年式のA13、数えれば齢15歳弱・・・目に見える見えないは別問題で・・・各部をリフレッシュさせたいと思ったやわいね ―――
そう、ここが【アテンション トゥ ディティール】コンセプトである。
細部に神は宿る仕様とは如何なものであるのか・・・、
すべてのベアリング類を新品に交換する、電装系を転ばぬ先の杖で新品に交換する、
不具合がないかの確認も踏まえて・・・フレーム単体まで全バラになったGPZ900R@104号である。
単体にしたフレームはすべてのベアリングやレースを外し、汚れも旧塗装も除去。
一切の不具合がないことを確認した上で、西村コーティングのダイヤモンドコートを施した104氏である。
――― 仕上がったフレームの艶やかな美しさに一瞬言葉を失ったんよ・・・
これ、フレームを肴にして、酒精が呑めるレベルやわいね・・・
写真だとこの皇かな手触りが伝わらんくてもどかしいけれど、これ、芸術の領域やじ ―――
本当に素晴らしい出来なのである。
ちょっと埃被ってるから、画像では読者諸賢に上手く伝わらなさそうでもどかしい。
―― 退院後すぐに撮影するか、フレーム単体時に撮影しておけという指摘は甘んじて受けようやわいね ―――
開き直る104氏。

スイングアームも同様にダイヤモンドコート。
エキセントリックカラーは104氏自らがサンドブラストを掛け、アルマイト処理にてブラック化させたのである。
センタースタンド、サイドスタンド、ステッププレート、シフトペダル、ブレーキペダル、カウルステー、これら全て・・・
ダイヤモンドコートにてブラック化。
――― カウルステーなんて完全に外観には写らないけれど、そういう部位にこそ注意を向けることでマシンの完成度は高くなるんよ ―――
アテンション トゥ ディティール、を地で行く104氏。

本当は、インナーチューブをスパッタリング処理DLC被膜ないしTi被膜にてブラック化させたかったし、
ホイールもダイヤモンドコートにてブラック化させたかったと104氏は言う。
――― でもね、将来交換の予定がなきにしもあらずなんで、今回は敢えて見送りやわいね ―――
スクリーンはMRIの純正形状スモークとし、
とっても判り難いのであるが、ミラーは純正品を新調した上で、
土台(ミラーステー)をモリヤマエンジニアリングのショートミラーステーに交換し装着しているのである。
勿論、全バラから組み上げる際は、各部のベアリングを新調し、各部グリスアップ、
イグニッションコイルを始めとしプラグキャップ、プラグコードなどの電装系も新調した。
純正の点火指令CDIは外し、代わりにトレーディングガレージナカガワの【H.I.R】を装着。
走りがどう変わったのか? は後日のインプレッションとさせていただきたい。
遠くまでこのバイクで旅に出たいと思う。
いまは忙しくて、すぐに叶う旅ではないだろうけれど。
バイクに対する情熱こそが、日々の雑多なシガラミに囚われる心を解放してくれる。
読者諸賢にとってもバイクってそういうものでしょうか?
まだ、見果てぬ道がある。
乗れる時も、乗れない時も、さぁ、楽しんでいきましょう。