
CBR250RR (MC22) @104号
ヘッドライトリレーハーネスの作製と組込み
2010.10.23

CBR250RRのヘッドライトはデフォルトの仕様でH4R、60/35W×2なのである。
H4Rというバルブ調達コスト的に難儀な形式だけでも嫌気がさすというのに、これに光量が絶望的に足りないというオマケがつくのである。
しかもCBR250RRにおいて、安易に市場に出回るハイワッテージバルブを装着すると、ライトスイッチが焼損してしまうのである。
―――大変に面倒臭いのであるが、やらねばなるまいやわいね・・・・・―――
104氏は億劫そうにそう呟いた。
今回はなんの電気的知識も持ち合わせない104氏が自作ヘッドライトリレーハーネス作製と組込みに挑戦するらしいのである。

配線の太さがどう電気の流れに影響するかを本質的には理解できていない104氏は、取敢えず2.00sqと1.25sqの配線を用意した。
―――太い方がいいのでしょ?―――
その呟きにより、安易に2.00sqで今回のプロジェクトが進むことが決定したのである。

圧着工具や、ギボシ端子も持たない104氏はそれらについて、ホームセンターで一番安かったセット品を手に入れた。
―――実勢価格で数百円だったんよ! こんなに安くてよろしいのん?―――
エーモン製品なので安心出来る筈なのである。
でも、違う型式のエーモン製圧着ペンチ単体販売価格が1,500円程だったので品質は推して知るべしなのである。
ま、104氏にはお似合いの工具レベルではなかろうか、と筆者は思うのである。
以下に104氏が先走って手に入れた品々を開陳しよう。
ほとんど、というかまったく当作業で使われなかった部品も入っており、104氏の計画性の無さが浮き彫りになるのである。

上の画像内4点においては、丸型端子しか使用されなかったのである。

これは今回の作業に欠かせない一品であるエーモン製4極リレーである。
過剰に30Aまで耐える凄い奴なのである。
ちなみに今後CBR250RR@104号に組込まれるであろうH4バルブは一般的な55/60Wの予定である。
電流(A)×電圧(V)=仕事量(W)
なので、
今回のリレーの電流耐久(A) × 12V(バッテリーの電圧) = 55W×2灯分(予定H4バルブの仕事量)
となり、
今回のリレーの電流耐久(A)必要量は9.16(A)となるのである。
―――うむ、必要にして充分過ぎるやわいね! 計算通りやわいね!!―――
104氏は目を泳がせながらそう言い放つ。

では、なぜヒューズの用意が20Aなのかと筆者は104氏に尋ねたい。
―――大は小を兼ねるやわいね!―――
104氏は言い切る。
でも、このセリフは回路保護の点から大変に間違っているのである。
通常は10Aないし15A程度が望ましいと筆者は思う。
ただし、20Aを使用してもまず問題は出ないとは思われる。
なにしろ、ヒューズレスでハーネスを作製する方もおられるほどなのだから。
常日頃いい加減に過ぎる104氏がヒューズを組み込んだだけでも褒めてあげようと思うのである。






慣れない手つきで104氏が作業に取り掛かっている。
そのスピードは遅々として遅い。
出来上がりは、まずまずであるが、このスピードでは日が暮れてしまうのである。

―――うむ、自分で作るパーツたちはこの上なく愛おしいやわいね!―――
ちょっとした区切りの段階まで漕ぎ着けた104氏は大きく叫ぶ。
104氏のようなまったくの素人でも問題なく作業は進められる難易度である。


前回のカウル修復作業時よりサイドカウルは外してあるので、3点のカウルビスを外し、アッパーカウルをもぎ取る。
この時、ウィンカー配線を引き千切りそうになった104氏を筆者は観た。
だから、注意の言葉をを差し上げた。
―――うるさいやわいねっ!―――
筆者の言葉を受けて、恥ずかしそうに104氏は叫んだのである。

こんな感じでアッパーカウルは外れたのである。

配線に被さっている黒いビニールのシートを脱がせると

こんな感じになっているのである。
今回、やっつけるのは、ヘッドライトLo側のスイッチ配線(白色)となる。
Hi側はHONDAさんの設計時より何故かリレーが組込まれているようである。

嵌め合内側カプラの白色配線(赤マーキング)がスイッチ側への配線となる。(上の写真)
この色の配線を見つければよい。
―――この色の配線は1本しかいないので阿呆でも見つけられるんよ!―――
そう、阿呆の104氏が呟いているので、それは事実だろうと筆者は思うのである。

嵌め合外側(写真上)の白色配線(シルバーマーキングがしてある)がライトへいっているのものである。

そこまで配線を見つけ終えたらタンクを外す作業に入るのである。
燃料コックの切替ノブの中央の穴に+ドライバを突っ込み、ネジを外すとノブがとれるのである。

タンク固定ネジ2カ所を外し、タンクを少し持ち上げて燃料ホース2本を外すとタンクが外せるようになるのである。
―――このホースが硬くて抜けなくて大変やったんよっ!―――
こういう部位の固着と埃の堆積具合から、前のオーナー様が整備嫌いであったことが良く判るのである。

―――・・・・・汚ちゃないんよ・・・・・でも今は掃除してあげてる時間がないやわいね・・・・・―――
いつか必ずピカピカにしてあげるからと心に誓い、今回の汚れには観て観ぬふりを決め込む104氏である。

外したタンクは発泡の箱の上などに置くと座りが良く、傷も付かないのである。
―――タンクスタンドを設計して販売したら需要あるんかや?―――
本題から脱線したところへ質問を投げかける104氏は呟いた。

タンクの真下に存在するエアクリケースも大変に・・・

汚い。

中のエアフィルターも言うに及ばずなのである。

電装品を弄る作業の際は必ずマイナス配線をバッテリーから外しておくのである。
―――マイナスに始まり、マイナスに終わるんよ―――
阿呆のひとつ覚えを声高に読者諸賢に訴える104氏である。
でも、読者諸賢におかれましては、そんなこと既に御存知であろうと思うのである。


エアフィルターは汚れていたけれど、ちゃんと濾過機能は果たしていたようでキャブにはゴミが侵入していなさそうである。
―――安心したやわいね―――
ほっ、とする104氏。

ヘッドライトリレーハーネスのアースは、

この場所がベストだと結論付けた104氏である。

一生懸命配線する104氏。

途中104氏が何度も苛々していたのを筆者は観察した。
―――配線をチマチマ通す作業は地味に面倒臭いんよ!―――
八つ当たりは御免被るのである。



―――なんとか纏まりよくアース配線出来たやわいね! 気持ち好し!―――
そう軽やかに言い切る104氏、さっきまで苛々していたくせに本当に御都合主義の権化なのである。

―――この調子で、バッ直配線(+側)もいきまっし!!―――
調子に乗ってきたようだ。


―――こちらも上手いこと纏まって気持ち好しやわいね!!!―――
自画自賛なのである。

上の画像の場所に配線を通す時に104氏は苛々していたのである。
―――今となってはいい思い出やわいね、ノド許過ぎれば熱くないんよ!―――
御都合主義の権化、104氏である。

取敢えずヘッドライト上側にバッ直配線(赤色)&アース配線(黒色)を引き込むことに成功した様子である。

先にも登場したこのコネクタの白色配線を、容赦なく切り落とす104氏。

純正ハーネスに手を加えることを極端に嫌う104氏にしては珍しい行動である。
―――だっていまさら35/60Wなんていうバルブを大枚はたいて選択しておられんやわいね、純正復元不可となることに後悔はないんよ!―――
いつになく強気なことを言う104氏である。

―――切りっ放しの配線は良くないんよ、 イ オ ン ド ラ イ ヤ 〜〜―――
某ネコ型ロボットの口調を真似てみて独り恥ずかしくなった104氏を筆者は目撃した。


――― 熱 収 縮 チュ ー ブ 〜 ―――
ドラえ●んの真似を続ける104氏。

こんな風に結んで、暖めて、絶縁したようである。
104氏にしては上手い考えである。

加熱後の様子。
純正配線の被膜を剥いて、

ギボシ端子圧着。

先にギボシ端子を圧着しておいた、リレーソケットを接続。
バッテリーからの赤色配線を、リレーの赤色配線へ
ヘッドライト点灯へ電力を供給する白色(シルバーマーキング)配線を、リレーの黄色配線へ
ヘッドライト点灯スイッチ白色配線(赤マーキング)を、リレーの青色配線へ
アースへの黒色配線を、リレーの黒色配線へ
繋ぐのである。
たぶんエーモンのリレーを使うならば、リレー配線の色は同じだと思うのである。

こんな感じで配線完了となるのである。
後は、配線カバーを元に戻して出来上がり。

点灯試験、合格なのである。

104氏の作業が遅いので、ちょうど日が暮れてしまったのである。
―――うん、バルブを交換するまでもなく、バッ直からの電源で点灯させるとヘッドライトは明るくなったやわいね!―――
自己満足を隠せない様子の104氏が叫んだ。
―――これで、ハイワッテージバルブへ交換してもCBR250RR@104号のスイッチは焼損しないんよ!―――
次は、H4バルブ流用に向け、H4Rアダプターを製作するのだと104氏は息まいている。
今回の作業においては、阿呆の104氏でも時間はかかれど失敗はなかったのである。
難しい箇所は何処にもない。
丁寧に基本を尊守し、作業することで誰にでもCBR250RRのスイッチ焼損は回避できると筆者は確信する次第である。
ヘッドライトへの電源をバッ直と出来る本作業が多くの車種において安全を確保する為に有効であると筆者は思う。
何より、自身の手で愛機を改造すると愛着が凄く増すのである。
一人でも多くの方に、バイク趣味の楽しさを伝えられればと切に願う筆者である。
―――バイクいじりは楽しいんよ!―――
104氏のこの叫びには賛同せざるをえないのである。
おしまい。